サービス業

 ふと思ったこと。


 インターネットはサービスの宝庫ではありますが、そのサービスでお金をとることはほとんどせず、ユーザーを集め、広告効果を出すことで広告収入でそのサービスの運用を賄っています。


 そんなこんなで、広告以外のネットビジネスってどんなもんだろうと話していて、有料でも使いたくなるサービスモデルの創造という、話が出たので考えてみました。
 ネット内では、どんなサービスモデルも他社がそれを広告収入による無料モデルにした時点で、価格競争は終わってしまいます。
 いつもはここで思考が終わるのだけど、今日はここからが命題。


『「ありがとう」「どういたしまして」という言葉のやり取りがないサービス業は成り立つのか?』


 こういった人同士の面を合わせたようなやり取りのないサービスは、やり手も受け手も信頼の育つことはないし、信頼がなければサービスは安ければ安いほうにと人は流れていきます。
 そんな環境で、有料でも使いたくなるサービスモデルというのは生まれるのでしょうか?


 考えると話の長くなりそうな結論の出ないことなので、今の考えだけ書くと
・「ありがとう」という言葉(思い)のやり取りのないサービスはサービスと言えないのではないかということ。>広告収入によるサービスモデルはもっとドライな呼び方があるのではないか。
・「ありがとう」という意識のない国民性があったとしたら、そこにサービスは成り立つのかということ。


 私が普段お金を払うサービスは、どちらかといえばセキュリティなどの瑕疵責任が絡むものばかりです。
 サービスの何(手間?時間?責任?お礼?)にお金を払うものなのかという意識にもよりますね。
 日頃どれほど「ありがとう」の言葉を使っているかを考えたときでした。


 最後に、話し変わりまして今日一番驚いた記事より、植木等さんのご冥福をおいのりいたします。(-人-)