東京国立博物館 レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』

 行ってきました東京国立博物館
 見てきましたレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』。


 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」 《受胎告知》本邦初公開
 http://www.leonardo2007.jp/


 レオナルド・ダ・ヴィンチ関係では、以前六本木ヒルズであった「レスター手稿」も見に行きました。なかなかすごい人物だと思います。
 天才・天才とはよく題されますが、手稿を見た印象として、アインシュタインのような思考と発想の天才というよりは、観察の天才というべきなのかなと思います。
 水の渦など人が見過ごしそうなものに対して、それらを書きまとめ、規則性を発見しています。
 当時科学という分野自体がどれほど確立していたのかわかりませんが、芸術家であったのもその観察力ゆえかなと思います。
 そういう意味で、SFの設定であるようなダ・ヴィンチ=未来人というような設定はありえないと思いました。>何作ぐらいあるだろうw


 『受胎告知』については、正直見ただけではそのすごさが良くわかりませんでした。まあ、混んでいて、国宝とネームバリューに圧倒された感じです。
 あとで、技法についての説明のビデオを見ましたら、そのすごさが実感できました。正面からではなく、右側から見ることを想定された遠近法など、かなり計算されて書かれたものだとのことです。
 最近の芸術というイメージとは違う、かなり計算された世界でした。


 1974年の『モナ・リザ』ほどは混まないと思いますが、一見の価値はあるかと思います。