マニュアル

 コンビにでもスーパーでも、最近のマニュアル教育は行き届いているようで、レジでのお釣りの出す順番は、まず札を数えて渡して、次に小銭と一緒にレシートを添えて渡してくれます。
 このマニュアルって誰が最初に考えたんでしょう?
 ついつい気になってしまいます。


 私はいつも小銭入れ財布と札&レシート入れの財布を分けているのですが、この渡し方をされるとスムーズにいかなくて苦労します。
 こんな感じ


 1.右手に札入れ財布を持って、左手でお札のお釣りを受け取り、財布に入れる。
 2.札入れ財布をしまい、小銭入れ財布を取り出す。
 3.右手に小銭入れ財布を持って、左手で小銭のお釣りを受け取り、財布に入れる。
 4.小銭入れ財布をしまい、札入れ財布を取り出す。
 5.右手に札入れ財布を持って、左手で持ったレシートを財布に入れる。


 まあ実際は、片方の財布を脇に挟んで持ってたり、レジから離れてからレシートを財布に入れたりとはしますが、一番手間の掛かるケースはこんなものでしょう。


 時々、小銭・札・レシートをまとめて渡してくれる場合があるのですが、


 1.右手に小銭入れ財布を持って、左手でお釣りを受け取り、小銭だけ財布に入れる。
 2.小銭入れ財布をしまい、札入れ財布を取り出す。
 3.左手で持った残りの札とレシートを財布入れる。


 と、スムーズに行きます。
 どちらの場合にしても、レジ担当の方がどちらから出してくれるかで、私の持っている財布も変わるのでよく手元を観察しています。>時々フェイントをかけられますがw


 さて、私が一番サービスのいい店員さんだと思うのは、私が財布を二つ持っているのを見て、気を利かせて2番目の渡し方をしてくれる方なのですが、そういう社員教育やマニュアルの作成をやってくれているところはあるのでしょうか?
 マニュアルは、たぶん私以外のお客を想定した、財布を一つしか持たないお客さま用の作りになっていると思います。
 そうした場合、マニュアル通りにこなす画一的なサービスが定着することは、本当にサービスといえるのかなと、ふと思いました。


 まあ、この場合の本当のサービスという言葉は、ベテランとかプロって言われる方は、どっちを行うのって意味です。
 マニュアルがすべての作業の正だとしたマニュアル社員が増えていくのは、サービスの低下ともいえないかなと思いました。


 じゃあ、マニュアル以外の対処もできる方の付加価値はいくらって考えて、ちょっと別の問題も浮かんできました。
 今回はここまで。