フリーWi-Fiの導入

 Wi-Fiって簡単に導入できるって考えていませんか?

インバウンド促進で補助金の出る案件もあり、今では多くのホテルで客室Wi-Fiをうたっています。

 外国の旅行客はもとより、日本の宿泊者も、スマホを部屋で使ったり、仕事でパソコンを使いたいと行った時には、必要と思います。

 ですので、うちも客室Wi-Fiの導入をって言うのだけど、そのコストはわかってる?という話。

 

 先の補助金の例として、導入工事の半額負担で、上限50万円なんてものがありましたが、総工事費100万円でできる店舗なんて規模がたかが知れています。

 さらに、補助金をばら撒き回った後に、後出しジャンケンのように、セキュリティ環境やパスワードの設定を要求してきて、補助金使って安かろうで入れてみたけど、さらに投資が必要なんてことになってしまいます。

 

 新築のホテルを建てるなら、電力線や電話線のついでにLANケーブルも引くのは、それほどコスト増になりませんが(元の建築コストが大きすぎるから。。。)、既設の営業中の建物の客室の中にまで、新設するとなると、出費は機器と設置作業費だけで収まりません。

 

 まず、工事をする休館日を設けなければ難しいです。

 営業は止められないから、夜間に廊下に設置しようというアイデアもあるかも知れません。

 でも、ホテルの客室って、水場もあるせいか、防火対策か、玄関の壁がなかなか厚かったりします。

 せっかく設置したのに、電波が玄関だけで室内まで届かなかったり、さらに増設になったりと。

 

 既設の配線を使って、VDSLを使って導入するアイデアもあるかも知れません。

 機器の設置だけですので、人海戦術で行けば、休館せずにチェックインに間に合うでしょう。

 ただ、利用用途が少なくなった客室電話線を使ったVDSLは、流石に二芯では安定しないのか、最近は取り扱うメーカーが少なってきたそうです。

 テレビの同軸ケーブルを使ったVDSLもありますが、専用の配線ならいざ知らず、普通に客室でTVを見るための配線です。メーカーカタログは大丈夫ですと書かれていても、TVとインターネットLANケーブル両方に詳しい、配線業者ってなかなかお目にかかれません。

 大晦日の晩に、キャパオーバーで、テレビもネットも使えなくなったら誰が頭を下げるのでしょう?

 また、機器も増える分だけ、故障のリスクも交換コストも増えてしまいます。

 

 最近は、他にも色々と客室インターネットを導入する手法は出てきていますが、導入費・ランニングコスト・機器故障対応費、それらを含めたコストで、どれがベストかなんてわかりません。

 集客コンテンツとして、当たり前に必要なものとなれば、入れなければいけませんが、それを理由に売値を上げられなければ、消耗戦にしかなりません。

 完璧に全室完備する選択もあれば、安かろう悪かろうも、専用の部屋を用意するのもあるかと思います。

 この辺の判断がコストとなって、後野の企業体力に差が出て来るのかなと思っています。

宿泊サイトの子供料金設定

 記事のネタに書こうと、事前確認にいくつかの(店舗の直予約の)サイトを見てみたけど、やっぱりというか整理されていないところが多いなと。。。

 

 しばらく、宿泊業界で社内SEとしてやってきました。

 印象としては、業種としては最古からある基本的なサービス業ですが、他業種(小売りなど)と比較しても、システム的な業界フォーマットが出来ておらず、それぞれ(の店舗・企業)が試行錯誤のまま、今の現状になっていると思います。

 

 システム的な業界フォーマットというのは、

店舗管理にはPMS(ホテル管理システム)というものはありますが、

  OTA(じゃらん楽天トラベルといった総合予約サイト)やAGT(各種旅行代理店)とのシステム連携、

  日次の売上実績や現金管理のためのPOSや会計システム連携、

  宿泊人数に合わせた在庫管理や備品の受発注管理連携、

  レベニューマネージメントや実績分析のためのBIツール連携、

こういったものをトータルに提案できるベンダーもコンサルもなく(あるかもしれないけど。口先営業だけでない本物はお目にかかれなかった。)、それぞれのベンダーの担当分野のサービスを集め、連携部分は、最終的には店舗責任の人海戦術ということです。

 このシステム連携のフォーマットを、システム的制約・業務フローまで考えてうまく整理して設定しているグループ企業と、店舗もしくは担当者任せで管理できていないところがある思われます。

 管理できてないところはどうなるかというと、値決め設定が曖昧だったり、無駄な手作業が発生していたり、グループ企業でも横串の分析ができていないことになります(PMSも統一されていない可能性が高い)。

 

 

 で、本題の子供区分の話。

 大人は、人数だけの管理(あってもアメニティーを分けるため男女の性別)ですが、子供は、食事の有無(子供メニューの選択)、布団/添い寝と、管理する項目が増えます。

 食事の有無やメニューは食材に影響しますし、布団の有無はベット数や和室の布団の数(定員数)に影響します。

 なので、子供区分はかなり煩雑なものだったりします。

 

 業界的なフォーマットがないといいましたが、PMSやOTAには、TravelXMLというデータフォーマットがあり、他システム連携できるところは、これに準拠としているところがほとんどです。

  ※TravelXMLについては、話が長くなると思うのでいつか。

 TravelXMLでは、子供区分はA/B/C/Dの4区分に収められます。

 だから、OTAもそれに縛られるのですが、それぞれの予約サイトが子供区分に特徴を付けようと項目を増やした結果、一部参考までに、下記のようになっています。

子供区分(TravelXML じゃらん 楽天トラベル
A 小学生 小学生(高学年)
小学生(低学年)
B 幼児(食事・布団あり) 幼児(食事・布団あり)
幼児(食事あり) 幼児(食事あり)
C 幼児(布団あり) 幼児(布団あり)
D 幼児(食事・布団なし) 幼児(食事・布団なし)

 他のOTAも大体このパターンのどれかになっていると思います。

 

 これによって何があるかというと、『幼児(食事・布団あり)』と『 幼児(食事あり)』に区別がないという点。また、各店舗のホームページ上の予約サイトの子供区分が、OTAとも全く違う独自区分の場合、店舗で予約担当者が目検で確認し、PMSを手作業で変更していると思います。

 『店舗責任の人海戦術』の箇所です。

 

 そもそも、料金帯はシステム的に制限されるべきものではありませんが、『TravelXML』で子供区分を自由に増やせるようになることは当分ないと思いますので、これが標準仕様になります。

 これを理解した上で、『店舗責任の人海戦術』による作業量やPMS入力ミスによるクレーム対応、これらも天秤にして、独自料金帯を採用していればよいですが、価格決定と予約管理で担当が分かれている場合、予約サイト管理のところで歪みが出ます。

 

 予約サイトで、子供人数の入力項目がそもそもなかったり、中途半端に区分に当てはまらない年齢帯があったり、OTAと区分や宿泊金額が違っていたりする場合、直接電話で確認するお客様より、選択肢から外してしまうご家族が多いのではないかと思うのですが、どうでしょうか?

PH9.7

 三重県に行く仕事ついでに、久方ぶりに伊勢神宮榊原温泉に行ってきました。

 

振り返ること9年ぶり。。。

振り返る過去が簡単に10年単位になってきた。歳を感じてしまいます。

 

 で、10年前の記憶が幻想かどか確認も込めて行ってきた猪の倉温泉

やっぱりここの温泉が一番いい。

 PH9.7は伊達じゃないです。

 

 このあと泊まったところもPH9.0でいい温泉でしたが、

私が人に薦める温泉としたらここですね。

 榊原温泉郷の旅館に、一度は宿泊して、存分に堪能したいです。

 

 

 

blog再開につき

 今の会社に入って、すっかり暇がなくなって、忘れていたblog。

 はてなのカウントを思い出して、昔のblog(若気の至り)が残っていることを確認しました。

 まあ、読んでくれた人は少ないと思うけど、記録として残っているのは、タイムカプセルみたいで面白いなと。

 

 やめたきっかけは、仕事で経験・学んだことくらいしかネタがなくなって、でもさすがに会社が特定できてしまうので、それを書くわけにはいかなかったこと。

 無頓着な方による炎上事件とか時々ネタに上がりますが、空気を読んだり、公私の線引きをうまくやるのは難しいと思います。

 

 とはいえ、業界一般論として書ければ、参考になる人もいるかと再開します。

 

 旧Blog 南極が沈む前に物思うペンギン

クワガタからお年玉のお礼がきた。。。

 仕事も始まって、お正月も忘れそうな今日この頃。
 家に帰ってみると、葉書が一枚届いていました。
 クワガタの写真の映った葉書に、お年玉のお礼。
 ただ、どこにも名前が書いてありませんでした。。。


 まあ、出すのは、年始に会えなかった甥だとは思うのですが、
今年6年生になると意気揚々と書いているのを見て、、、


  大丈夫かな?(・・;)


  ぼけぼけ家系の血は変えられないようです。

御神籤2013

 新年明けましておめでとうございます。
 久しぶりに年末年始に休みをいただいて、
久しぶりにお正月気分の寝正月でした。。。


 まあ、今後も忙しいのは目に見えているんだけど、ブログでも
復活しようかと、書き込み再開です。


 ひとまず、恒例?の年始おみくじの報告から


渦を巻く
谷の小川の
 丸木橋
渡る夕べの
 ここち
 するかな

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初めは危い谷の小川の端を
渡る様な心配事があるが驚
き迷うことはありません
後には何も彼も平和に収り
ます 凡て小さいことも用心
してすればよろしい

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運 勢|大 吉

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願事 出来兼る様に危険
   を覚えるが後調う
待人 さわりあり 来らず
失物 出がたし 下にあり
旅行 吉日をえらべ
商売 買うのは損控えよ
学問 安心して勉学せよ
相場 売れ 大利益あり
争事 時を待たねば勝てず
恋愛 将来幸福になる
転居 さわがぬ方がよし
出産 産前を用心すれば安産
病気 信心すれば治る
縁談 他人の口舌に惑わさ
   れるな

                                                • -

 大吉復活です!
 さて、今年もよい年でありますように(^人^)

紅葉の季節です

 今年も久しぶりに鬼怒川の龍王峡に行きました。

 定番コースを歩いて、川治温泉で温泉に入って帰ってくるだけですが、
いい気分転換になったかなと。

 自分のパワースポットじゃないですが、お気に入りの場所もできました。