NHKスペシャル|グーグル革命の衝撃

 昨日の番組ですが、「NHKスペシャル|グーグル革命の衝撃」を見ました。
 なかなか面白い話で、Googleの成功した理由などなんとなくわかりました。また、検索結果の情報操作など具体的な話を見ると、ある程度は依存せずに距離を置く必要もあるかなと思います。やっぱり営利企業なんだなと、日の丸検索を作ろうとする意義もわかる気がします。


 ただ、情報が集中するのはそれだけGoogleの運営がうまいところであり、言いがかりに近い法律で受信料を集めているようなメディアでは僻みにしか聞こえないです。


 さて、この検索に対する情報操作ってどんなものでしょう?
 政治的な問題などに対する検閲は、あまり良いとはいえませんが、営利企業として無用なトラブルを避けようというのはわかる気がします。
 それこそ「ダメ人間」で検索して、自分の名前がTOPに出るようなことがあったら誹謗中傷だという人もいるかもしれません。
 情報操作をまったくしないということはメディアとしては正しくもありますが、営利企業としてはかなりリスキーな体制といえるでしょう。
 また、検索サイトが検索結果を操作しなければしないで、検索される側のサイトが検索されやすいように検索ルールに合わせたサイト構築をし、検索結果を操作します。
 目的は「検索する人」の求めるサイトを表示することに対して、「検索サイト運営者」と「検索対象サイト」のどちらに情報操作を委ねるかに他ならない気がします。この構造を変えるような検索ロジックを考えるのは難しいのかなと思います。


 この番組に対抗して、「Googleスペシャル|NHK改革の衝撃」なんて物作ってほしいなと思ったりしてw


 余談:いろいろ考えたけど情報操作を受けない検索システムって難しいというか、そもそも検索ってどういう行為なんでしょう?自分に影響を与えてくれるものを探す行為でいいのかな。