パフューム −ある人殺しの物語-
久しぶりに映画を見に行ってきました。
パフューム −ある人殺しの物語-
http://perfume.gyao.jp/
前評判などはまったく知らなかったのですが、実は香りや匂いを題材とした物語は結構好きでして、自分としてもめずらしく、レンタルビデオを待たずに、映画を見に行きました。
香りや匂いの不思議な効果の説明はあまりなかったので、もし知らない人にはあの雰囲気はなぜ?と思うところがあるかもしれません。
そういう意味で、原作の小説を読んでみたいと思いました。
少々科学的には?のつくような設定はありましたが、私が知らないだけかもしれませんし、総じて面白い作品かと思います。
映画という、香りの伝わらない情報媒体において、うまく表現しているのではないでしょうか?
私が初めて読んだ、このような香りを題材にした小説は、
富士見ファンタジア文庫の
限外特捜シャッフル1
かぐわしきかな「皇帝」
庄司卓 著
です。(今では絶版)月間連載と文庫本でずいぶんと内容が変わっていたのを覚えています。
2巻以降は発売されなかった残念な作品ではありますが、これの影響でTRPGなどで臭覚スキルをどんどん上げてみたり、匂い関係の本を数冊ぐらい読んでみたりと、けっこう雑学をあさったものです。
最近は、アロマテラピーなどで香りの効果について言われてますが、そんな言葉もほとんど聞かれない頃の話。。。
香り(匂い)は理性よりも本能に訴えかけるため、その効果は不思議な印象を受けます。そこが興味をそそるのかもしれません。
両作品はどちらも狂気に走ってしまうあたり、香りは身近なものであり、怖いものかもしれません。