軽自動車税納税証明書が届いた

 まあ、毎年のことなんですが、車両ナンバーが実家の頃のままなんで、ああ、これって「ふるさと納税」じゃんと、ちょっと思ったり。
 一度、変えようかと思ったのですが、手続きが面倒なのでそのままにしてました。この納税が地元の道路になるのでしょう。


 で、一方の「ふるさと納税制度」はなかなか紆余曲折しています。


 どうなるかわかりませんが、これをきにシステムについて。


 システム屋がアイデアを出す場合は、まず仕組みからのボトムアップ的な考えになり、自分の実現できる範囲、想像できる範囲で小さく纏まってしまいます。
 言うなれば、「ふるさと税制制度」というものは、システム屋からは絶対に浮かんでこない発想です。
 もしも、まったく新しいシステムを作り出したいとするならば、「ふるさと税制制度」というアイデアが浮かぶような、トップダウン的なシステム面にまったく無知な方の発想というのも大切なのかもしれません。それをきっかけに、まったく新しいシステムができるかもしれません。

 ただ、この溢れ出るアイデアを淘汰する技術がある人が、その権限を持たなければ、多くのシステム開発は迷走し、不可能なものをいつまでも作り続けたり、いつのまにか別のもの(たとえばふるさとを戸籍地に置き換えるなど)を作ってしまいます。
 迷走するかしないかは、そのままシステム開発の作業ペースにもなり、無駄な迷走は無駄な出費となります。システム開発の工程の理想と現実の違いとか、掛かる費用のほとんどはこの迷走に取られているのかなと思います。
 まあ、まったく新しいものができれば、費用対効果は別にしても、迷走はまったく無駄な経費にはならないかもしれません。


 「ふるさと納税制度」の議論がすぐに終わらなかったところに、迷走になってるのかなと思います。無駄な費用になるのか、新しいものができるのか見ものであります。


 最後に、この溢れ出るアイデアを淘汰する技術ってなんでしょう?
 私は数学の定理や法則を見つける力に通じると思います。
 数学の定理や法則を覚えてきた方にはわからないかもしれませんが、定理や法則を見つけるのは漠然と視野を広げて、いろいろと当たりをつけて、その結果を客観的な視点から確認しながら淘汰した結果だと思います。
 ですので、学生の数学の円周率や定理を覚えても社会では役に立たないというのはもっともな意見で、私は数学は円周率や定理を見つける訓練をする学問だと思います。
 そういう意味で、数学は有効な学問だと思っています。とはいえ、理数離れはすごいようで寂しい限りです。。。


 取りとめもなくなってきたのでここまで。