ムンク展

 ムンク
 http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibition/index.html#mainClm


 気分転換に今日の予定を初志貫徹、行ってきましたムンク展。
 そういえば、国立西洋美術館は入るのも初めてでした。


 ムンクを初めて知ったのはなんでしょう?
 うーん、もしかすると[究極超人あ〜る]かもしれない?>そういう世代ですw
 画家としてのエドヴァルド・ムンクはよく知りませんでしたし(ノルウェーの人なのか)、他の作品も知らなかったので、見るのも知るのも初めてでした。


 で、鑑賞した感想なんですが、うーん、妙な言い方になるのですが、「うるさい絵」、なんですよ。
 どういう意味かと考えると、表現する感情があるのはわかるんだけど、簡単には読み取れない。それは、話し声は分かるんだけど一つ一つの意味まではわかんない、そんな感じ。
 それが展示内のどの絵からも来るもんだから、ついには「うるさい」って感じになるんです。


 絵を理解するには、静かに集中して、じっくりと一枚一枚の絵を見ていかなきゃわからない。だけど、ふと、展示場全体を見回したら、ワッと聞き取れないメッセージの圧迫を感じて、どれだけうるさいところにいるのと同じ心境になっているのかと感じてしまいました。
 ああ、絵がうるさいんだなと思った瞬間です。
 こんな感想を持つ人は他にいるでしょうか?


 ちなみに断っておきますと、会場は音的には静かです。それこそ大勢の来観の人数的に比べても静かなくらいです。


 私の絵的な好みから行けば、イラストチックなものや何を描いているのか分かるものがいいのですが、ムンクの絵はこれを見て自分がどうなると言う受動態を自己観察するのが面白い絵だと思います。
 帰りはなんか疲れました。


 見てきた絵でよかったなと思うものは『病める子』と『不安』ですね。『叫び』ももちろんいいのですが、本物はなかったので除きます。一度は生で見たいです。