豊作貧乏

 余剰キャベツ 25トン廃棄「さみしい」 北海道・南幌
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080920-00000000-maip-soci


 豊作貧乏とはよく言ったもので、この記事を読みながら「もったいない」と思うのは普通のことなのですが、そもそも農業ってビジネスモデルとしてどんなものなんでしょう?


 素人思考ですが、
 凶作になったからと私の食欲が減るわけでもなく、豊作だから食欲が増えるということもなく、出来の良し悪しを除けば、需要は常に一定で、供給だけが変動します。
 需要は増えないわけだから、豊作でも不作でも収入は一定になり、理想、豊作凶作に係わらず一定量の収穫が取れればよいということになります。
 こんなんで、企業努力なんて生まれるんでしょうか?


 収穫要因(豊作凶作)と需要要因(食材ブーム)には関連性もなく、コントロールはやりにくいと思います。
 豊作だからと海外に市場を求めても、すぐに受入れられるかは微妙ですし、やはり二次加工やバイオ燃料としての使い方を模索するしかないのでしょうか。
 とはいえ、すべての食材がバイオ燃料になるわけでもないですし、需要を無視していくらでも作っていいという環境は、生産業に限らず、製造業でも夢のような条件であり、いくらあっても困らないものをいくらでも作れるという環境はないんだろうなと思った、今日この頃。