マズローの欲求段階説

 どれだけ有名なのかは知らないのですが、ネットで見つけた興味深い仮説。
 お気に入りの整頓をしていたら、掘り出されてきたので、その紹介です。
 この手の話をする人が近くにいないのでどれだけ有名か実感はありませんが、ネット内でいろいろ書き込みはあるようで、今ではメジャーなのかなとも思っています。


 アブラハム・マズローが唱えた欲求段階説で、人間の欲求は、5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって、1段階目の欲求が満たされると、1段階上の欲求を志すというものです。


 その階層は、下から
 1.生理的欲求
 2.安全の欲求
 3.親和の欲求
 4.自我の欲求
 5.自己実現の欲求
 (ピラミッド図はどこかで検索して探してください)
 ・生理的欲求と安全の欲求は,人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求。
 ・親和の欲求とは,他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求。
 ・自我の欲求とは,自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求。
 ・自己実現の欲求とは,自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。


 この説を読んで、昔の自分から今の(多少は視野の広がった気のする)自分を比べて、ああそうかな〜と、素直に納得してしまったこと。
 もちろんこれがすべての事象に当てはまるとは思いませんが、この説を聞いて、頷くでしょうか?否定するでしょうか?


 一昔前に、「バカの壁」という流行語が話しても分かり合えないというような意味でありましたが、あれよりはこちらの説から、話し手が聞き手により上の階層の欲求を要求しても馬の耳に念仏になるんじゃないかという考察が、私的に良かったりします。
 自分と相手の意見が噛み合わないとき、今までは知識と経験の違いが気になりましたが、それにさらに欲求(関心事)というファクターも考慮する必要もあるかと考えています。


 このマズローさんの本はアマゾンで検索すると、なかなか評価が高いようで、いつか読んでみたいと思います。図書館に一冊はあるようでしたが、なかなか厚いようで暇があるか。
 また「バカの壁」も読んだことはありません。帯タイトルのフレーズと内容が違うようでしたら、こっそりお教えくださいw


 昔は「一億総中流」なんて国民意識を指す言葉がありましたが、世代的にも環境的にも欲求段階のずれは人の話の理解を難しくしていくかと思います。